新しいバッグをお探しですか?
ひと口にバッグと言っても数多くのスタイルがありますよね。
ショルダー バッグ、ハンドバッグ、カメラバッグ、メッセンジャーバッグ、リュックサック、さらにはサコッシュやポーチなど。街中のお店でもオンラインショップでも様々な種類のバッグを目にすることが出来ます。
しかし、この数あるバッグの選択肢の中でも絶対に見逃せないスタイルがあります。
それがトートバッグです。
今では一家に一つと言わず、当たり前のように一人で2つも3つも持っていたりしませんか?
トートバッグとはなんでしょう。そして、なぜトートバッグが他のどのタイプのバッグよりもこんなにも多くの人に好まれているのでしょうか。
トートバッグとは、簡単にいうと、ハンドバッグの一種で、開口部が広く持ち手が2本あるシンプルな手持ちカバンのこと。
トートバッグ(英語:tote bag)は、通常持ち手が2本あり、多用途で用いられる、手持ち鞄。「トート(tote)」は、アメリカの俗語で「運ぶ(carry)」、「背負う」を意味する。ハンドバッグの一種。無駄を削った機能性を最大の特徴とする。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
でもこんな説明じゃ物足りないですよね。
トートバッグを選ぶ人の多くは、ファッション性と実用性を兼ね備えたものを求めています。
トートは、利用シーンに応じてドレスアップしたり、ダウンさせたりするのが簡単です。しかし、それだけでもありません。
財布やスマートフォン、上着、ノートパソコン、そして読みかけの小説、飲み掛けのペットボトルを、かわいいポシェットやサコッシュで運ぶことはできません。
でも、だからといってファッション性を捨てて、バックパックやダッフルバッグで荷物を持ち歩かなければならないのでしょうか?
そんなことはありません。
トートバッグは、あなたのように忙しいけれどおしゃれも諦めたくない人のための、スタイリッシュなバッグなんです。
しかし、トートバッグはどこから来たのでしょうか。そして、どうしてこんなに人気が出たのでしょうか?
トートバッグの歴史
トートの語源
トート (tote) の語源は明確にはされていないようですが、それが西アフリカに由来するという説が広く信じられているようです。コンゴでは、「tota」という言葉は「拾う、持ち上げる」という意味で、スワヒリ語では「tuta」は「運ぶ」という意味だそうです。
しかし、それが単なる言葉以上のものになったのはいつだったのでしょうか。
トートの発祥
1944年、アメリカの老舗アウトドアブランド L.L.Bean が有名な『Ice Carrier』(アイスバッグ)を発表しました。その目的は、車から冷凍庫に氷を運ぶのを助けることでした。
しかし、実際に人気が出た背景は、本来の氷を運ぶ用途だけではなく、様々な荷物を入れて運べる汎用性でした。L.L.Beanはこれに注目し、さまざまな色とデザインのバリエーションを増やしてドレスアップし、トートバッグとして広く一般に浸透して行きました。
ファッションアイテムとして昇華
1960年代に入ると、トートバッグは運ぶ実用的なものから、重要なファッションアイテムに変化して行きました。
そのきっかけを作ったのは、ラグジュアリーブランド『Coach』のアメリカ人デザイナーのボニー・カシン(Bonnie Cashin)でした。
彼女はさまざまな色のスタイリッシュなレザートートを多くデザインしました。
また1960年代には、アメリカの大学生もトートバッグをカレッジバッグとして使うようになって行きます。
キャンプ道具に過ぎなかったトートバッグを、最初にファッションアイテムとして目をつけたのはアメリカの大学生だった。毎日、大量の教科書やノートを持ち歩く彼らは、頑丈で何でも自由に入れることのできる気軽で丈夫なトートバッグに着目した。彼らがトートを通学用に使い始めると、たちまち東海岸地区の若者たちの間で大流行。
日本も例外ではなく、アイビーブームの定番アイテムとして人気化した。現在では素材もレザーからナイロンから和紙まで種類も増え、デザインも洗練され、ファッション・アイテムの一つとして定着している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広告手段としてのトートバッグ
そして1980年代には、トートバッグは広告手段としても利用され始めます。
その先駆けとなったのは、ニューヨークのブロードウェイにある歴史ある書店『STRAND BOOK STORE』。
無地のキャンバスバッグに書店のロゴと住所等をプリントして販売し、多くの人が街中で持ち歩くことでロゴが人目に触れ、その広告効果が注目されました。
みなさんご存知の通り、この方法は現在でも大変人気がある広告手法のひとつになってますよね。
しかし、人気があるトートバッグは一体何でできているのでしょうか?
そして、あなたの利用シーンに最適な素材は何でしょうか?
トートバッグは何で作られているのか
トートバッグを作るには、さまざまな異なる素材が使用されています。
その主な特徴は、耐久性があり、かなりの重量の荷物を運ぶことができるということ。
トートバッグは、コットンやナイロンで作られることも多くあります。
これらのバッグは、後で使用するために便利に折りたたんでしまっておくことができます。このトートはどんなときに使うのでしょうか?
キャンバストートバッグやレザートートバッグはどうでしょう?
今お使いの財布やハンドバッグの代わりに、これらのタイプのトートバッグを使ってみてはいかがでしょうか?
環境意識の高いひとは、プラスチック製のスーパーの袋の代わりに、帆布やコットン、ナイロン製のトートバッグを使用することもできます。
シンプルな帆布素材のトートバッグは、プラスチックの使用を減らし、とても丈夫なので長く使うことで環境負荷を大きく減らします。
環境にやさしいバッグをお探しなら、帆布のトートバッグはいかがでしょうか。
なぜトートバッグを選ぶのか?
ファッション性を損なわずに、必要なものを持ち運べるスペースが増えるからです。
でも、せっかくなら自分だけのオリジナルのバッグを選びたいですよね?
トートバッグは驚くほど多用途に使えます。
しかも、トートバッグのカスタマイズは意外と簡単です。
トートバッグのほとんどの部分を自分好みのカラーで作ることにより、気に入って毎日持ち歩くようになり、使うほどに柔らかく馴染んでいき、自分の生活にも馴染んでバッグと一体となり、愛着が倍増されていきます。
帆布トートバッグとコットントートバッグの違い
帆布(キャンバス)とコットンのトートバッグは、どちらも環境にやさしく、老若男女を問わず使え、スタイリッシュで手頃な価格です。
食料品を入れるエコバッグ代わりに使ったり、読みかけの小説や雑誌、水筒やスナックを入れたり、カジュアルなキャリーバッグとして使ったりしていますよね。
どちらのタイプも、レザーや不織布、ビニールやナイロン素材のトートバッグに比べて、ある程度の耐熱性や耐久性、防汚性もあるため安心して使えます。
では、帆布とコットンのトートバッグはどう違うのでしょうか?
どちらが優れているのでしょうか?
コットンは柔らかい素材で、洗濯機に丸ごと放り込んで洗うこともできます。(もちろん色落ちや洗濯の仕方はそれぞれの商品によって異なります。)
また、コットンのトートバッグは薄くゆったり柔らかな素材なので、かさばるものも簡単に持ち運ぶことができます。
その代わり耐久性はそれほど強くなく、重いものを入れたり、鋭利なものを入れたり、洗濯を繰り返すうちに破れやすくなって行きます。
帆布のトートバッグは、帆船の帆に使われていたこともあって、織りがしっかりしているのでとても丈夫です。
コットンよりさらに重い荷物や鋭利なものを入れて運ぶことができます。
例えば工房HOSONOのトートバッグのように、修理しながら使えば数十年と使えるものもあります。
雨や汚れにも強く、柔らかいコットンに比べてファッション性も質感も耐久性もぐっと高くなります。
一概にどちらが優れているといは言えなそうですが、様々な利用シーンによってあなたのニーズに合った最適な使い道があるのではないでしょうか。
トートバッグのサイズ
トートバッグにはさまざまなサイズがあります。
そのサイズによって、利用するひと、利用する場面、合わせるファッションなど様々です。
目安になるようなバッグのおおよそのサイズを見てみましょう。
自分に合ったサイズを見つける参考になるでしょうか。
ラージトート
ラージトートバッグは、約50センチの幅、約40センチの高さ、および15センチのマチ(奥行き)です。
数字で見るサイズよりも実物はもっと大きく感じることでしょう。
荷物を全部入れて一つにまとめたい人、物が入るかどうか考えたくない人、一生モノのキャリーオールが必要な人、キャンプの細々したものを一度に運びたい人はラージサイズトートを愛用しています。
ミディアムトート
ミディアムトートバッグの目安は、通常、約35センチの幅、約30センチの高さ、およびマチ(奥行き)10-15センチ程度です。
一般的なサイズでミニトートより少し重みがあり、大きなハンドバッグのような印象です。
カジュアルな通勤バッグや、デパートにお買い物、友人や恋人とのディナーなどどんな場面でも、簡単に気軽に持ち出すことができます。
スモールトート
スモールトートバッグ、またはミニトートバッグは、幅25-30センチ程度、高さ20センチ程度、マチ(奥行き)5-10センチ程度です。
平均的なトートバッグのようなスペースはありませんが、同じようにファッショナブルな外観を持ちながら、さっと持ち運びやすい大きさを維持しています。
自分に合ったトートバッグのサイズ選び
どんなサイズのトートバックが自分に合っているのでしょうか。
大きなラージサイズのトートバックは、仕事とスポーツジムの間に家に帰って服を着替えるための時間がない人のためのものです。
または、今は暑いけど夕方から寒くなるかも知れないから軽めの上着をトートバッグに入れて歩きたい人向けです。
あるいは、ノートパソコンを常に手元に置いておく必要がある人向けです。
そんな方は、大きめサイズのトートバッグをお求めになるのがよいでしょう。
ミディアムサイズのトートバッグは、昼間の服装から夜間の服装まで、気軽に使えるバッグが欲しいという人に向いています。
必需品の小物類にプラスして、文庫本やタブレット、お弁当や水筒を持ち運ぶのに向いています。
一般的なハンドバッグよりも容量がありますが、夜のお出かけでも大き過ぎることはありません。
スモールバッグ、ミニトートは、トートバッグのルックスが好きだけど、もっと扱いやすいサイズがいいという人向けです。
仕事のお昼休みや、ちょっとコンビニへやママ友とお茶をしにお出かけするのにちょうどいいバッグです。
財布や鍵、携帯、定期入れ、ハンカチ、ティッシュなど、必要なものだけを持ち運ぶことができます。
トートバッグの便利な使い道
丈夫なショッピングバッグが必要ですか?
次のピクニックやビーチへのお出かけに最適なバッグをお探しですか?
夜のワークアウトに必要なジムウェアを収納できるバッグが必要ですか?
トートバッグは、これらの欲求すべてをこなすことができます。
その汎用性の高さが、世界中の男性女性が毎日トートバッグを使用している理由の1つです。
なぜ、お買い物でトートバッグを使うのか?
車から家までの道のりで、スーパーのビニール袋が破れてしまったことはありませんか?
卵は割れるし、ポテトチップスはつぶれるし、イライラしますよね。
丈夫なトートバッグを車に乗せておけば、買い物をより簡単にするエコな方法です。
ピクニックやビーチに行くなら、シンプルで大きめなトートバッグがおすすめです。
家族や恋人同士のお弁当や水筒、レジャーシートやフリスビーはメッセンジャーバッグに収まりません。
大きなピクニックバスケットでは、持ち歩くのに嵩張って目的地に到着するまでに気分が落ち込んでしまうかも知れません。
トートバッグはピクニックをとても簡単なものに変えてくれます。
大きなビーチタオルもクラッチバッグに入りません。
それに、日焼け止めやタオルなど、必要なものを一か所にまとめて収納できるのは便利ですよね?
そして、ピクニックやビーチにピッタリなカラーのトートバッグがあれば気分がさらに盛り上がります。
トレーニングウェア、水筒、タオルを持ち運ぶために、ジムバッグをお探しですか?
そのために、なぜスポーツバッグやダッフルバッグではなくトートバッグを使うのでしょうか?
トートバッグなら、普通のスポーツバッグやダッフルバッグよりも持ち運びや出し入れが簡単で、服装を選ばずファッショナブルだからです。
また、おしゃれなお母さんは、かわいいカラフルな大容量のトートバッグを選ぶことが多いようです。
いわゆる「マザーズバッグ」として、オムツやウェットティッシュ、着替え、おもちゃ、化粧水、ハンドタオル、絆創膏など、小さな赤ちゃんや子供が一日に必要とするものをトートバッグに入れて出かけます。
トートバッグなら、リュックタイプやショルダータイプよりも中身を確認しやすく、出し入れもしやすいという利点があります。
また、ティーンエイジャーには、本や教科書、ノート、筆記用具、タブレットなど学用品を持ち運ぶためのバックパック代わりに使っていただくこともできます。
このように、トートバッグには本当にさまざまな使い道があります。
トートバッグのお手入れの仕方
あなたはとうとうお気に入りのトートバッグを手に入れました。でも、トートバッグのお手入れ方法ってよく分からないですよね。
なぜ、トートバッグのお手入れ方法を知っておく必要があるのでしょうか?
トートバッグは汎用性が高いため、ほとんどの人が毎日何らかの形で使用しています。そのため、時間が経つにつれて、トートバッグはかなり傷んできてしまいます。
コットンバッグの場合は、
洗濯機に放り込む前にやっておくべきことがいくつかあります。
もし、あなたのバッグにピンやボタンなどの付属品がある場合は、クリーニングの前に取り外しておくことが不可欠です。
色柄物や絵柄のあるバッグの場合、他の素材に色移りしないように注意しましょう。
コットンバッグが色落ちしないか白色の場合は、手洗いか洗濯機で洗うことができます。ただし、ポケットの中身をすべて出して、必ず洗濯表示に従ってください。
帆布トートバッグが汚れてしまった場合は、
帆布の部分は、水をつけてブラシ等で軽く洗い落しましょう。
適当な物がない場合は、使い終わった柔らかめの歯ブラシでも代用できます。
革が使われている部分は、水につけてしまうとすぐに染みになってしまう場合があります。できるだけ濡らさないようにしてください。
また、溶剤・洗剤の使用は出来る限り避けてください。
色落ちや生地を痛めてしまう可能性があります。
洗浄後は、直射日光を避けて陰干しをして、十分に乾燥させてからご使用ください。
バッグに落ちないシミがある場合はどうすればいいでしょう?
シミの中には、優しく洗ってもなかなか落ちないものがあります。
あまりお勧めできませんが、洗剤を使用したくなる場合があるかもしれません。
その際は、冷水で薄めてからバッグの目立たない部分で試してみて、ダメージがないことを確認することがとても重要です。
トートバッグのお手入れは、正しい方法で行うことが大切です。そうすることで、トートバッグを長く、何十年も使うことができます。
トートバッグのまとめ
では、トートバッグとは何でしょうか?
それは、「ハンドバッグの一種で開口部が広く持ち手が2本あるシンプルな手持ちカバン」以上の素晴らしいバッグです。
プラスチック製のショッピングバッグに代わる、環境にやさしいバッグです。
1日に必要なものをすべて持ち運べる大きさでありながら、ファッション性も兼ね備えている優秀なバッグです。
よそ行きファッションにも近所のコンビニにも使える万能アイテムです。
大好きなカラーのトートバッグは、持つだけで気分も盛り上げてくれます。
工房HOSONOの帆布のトートバッグなら、自分の好みやニーズに合わせて帆布カラーをパーソナライズすることができます。
そして、プレゼントにも最適なんです。
さて、あなたにぴったりの帆布トートバッグを見つける準備はできましたか?